私の朝は慌ただしかった。
起きてすぐ着替えて台所に立って弁当作り、朝食用意、子どもたちにハッパかけて自分も支度して仕事へ行く毎日。朝ごはん食べる暇ないから、毎朝大きいおにぎりを作ってカバンに入れて、淹れたコーヒーを空き瓶に入れて飲みながら食べながら運転して仕事へ行く毎日。
時々おにぎり忘れると絶望的な気持ちにさえなる。
体力ないから朝昼食べないと身体が持たないのだ。
そんな毎日なのに、朝電話をかけてくる母。
話を聞くと、どうでも良いことを思いついて電話してくるのだ。
あのさ、それは今じゃなくていいよね!?
あとでメールして!
って話の途中で言うと、あ〜ごめんなさい!
そーよね!
………そーだよ!って思いながら。
メールなんてあとから来ないけど。
そしてまた10日もすると電話が来る。
ある時は帰宅すると父と母がいる時もあった。
父は私が帰宅したんだから帰ろうと言う。
そうだよ今から夕飯支度するんだからって心で思う。
しかし母は、すーぐ帰ろうって悪い癖ね!
って言って、私たちのご飯は気にしないでと言う。
いや、いたらそうもいかないだろう!って思いながら、仕方ない夕飯マシマシで作る。
どうぞと出すと、えー!私たちにいいのぉ〜?
って言って、夕飯浮いた〜助かる〜!
って言うのだからウンザリだ。
さすがに悪いからって洗い物はするけど。
短い時間をフルに頑張っていることは理解していても、それが負担だとは思っていなくて、なぜだか父は帰ろうと言ったことを何かに例えて説教したとかよく分からない報告がきたりしていた。
どちらかと言うと、母が実家に帰省した感覚なのではないかといつも思っていた。