shaanmeもやもや毎日

もやもやした気持ち

中学2年生からは

中学二年生になると部活が始まり、軽音楽部に入ってみた私。

楽器はできないし、何も出来ないけど、運動はもっとダメで、普段とは違う…何か違うことがしたかったのだ。

ちょっとだけギター教えてもらってジャカジャカ弾いたり歌を歌ったりしてそれなりに楽しかった。

この頃は電車で10駅くらい先の塾に入れられて通っていたけど、やっぱり勉強はついていけず、友達を作るのがうまかった私。

当然の結果母は怒りだし辞めさせられた。

それでも友達と急にお別れしたくなくて、当時は月謝を袋に入れて出していたから、お年玉で電車代と共に1ヶ月通って辞めることにした。

この頃には天才の弟がメキメキ勉強で成果を表し、私の勉強を横で見て、私が覚えず弟が覚えたりして、母は有頂天だった。

弟の誕生日が終業式に当たるので、成績表を見るのが楽しみだと、誕生日ケーキを奮発して帰宅を待っているのだ。

ちなみに私は誕生日後の中間試験の成績が良かったら、ケーキ買ってやると言われて一度も買ってもらえたことはなかった。

弟のお祝いケーキ食べてると、お前も成績良ければ買ってやるのにと言われて、惨めな気持ちでいたけど、当時はケーキなんて気軽に食べられる時代じゃないから黙って食べていた。

今なら考えられないことだ。

 

自宅が商店街の一角にあったので、夕方学校から帰る頃には賑やかだった。

ある時、酒屋の横にリヤカーでおでん屋さんがいて、横目で見ながら帰宅すると、弟が何か食べていた。

何食べてるの?と聞くとおでんのちくわぶ買ってもらった。

さっきのおでん屋か!と気づいて、私も食べたいと母に言うと、え〜、食べるの〜?

びっくりだった。

中学生は何もしなくてもお腹が減るのだ。

弟はおいしそうに食べている。

しぶしぶお金をくれたけど、その後おでん屋さんがいても買ってくれることはなかった。

弟が食べていたかどうかは不明だった。

たぶん食べていたと思うけど。