亡くなった義父が霊柩車に乗せられて、義母と義弟が乗り込み、私たちはバスに乗り込んだ。
バスの前方に私と夫、後方に子ども3人と父母弟である。
広い車内だけど人は少ない。
走り始めてすぐ、後ろが騒がしくなった。
母が遠足にでも行くかのようにしゃべり笑っているのだ。
横の夫を見ると夫は亡くなった義父のことで頭がいっぱいで、涙を流している。
後ろの騒がしさに腹がたったので怒鳴りたかったけど、優しく言える自信はなくて、今、怒鳴ったら運転手さん驚いちゃうし迷惑だよな…と必死にこらえた。
父も弟も注意しないことにも呆れた。
子どもたちは適当に相槌うってるけど。
バス降りてすぐ子ども達に帰りは騒がないよう注意した。
帰りは座る場所を私が案内して、義母義弟とは離れて座らせた。
通夜の席での騒がしさも思い出されたので。