駆けつけたシルバー人材センターの人から携帯電話に着信があり、出てみると、父が自転車を押してこのまま帰ると言って困っていると。
絶対ダメです!どんなことをしても救急車に乗せてください!と懇願した。
どんな手を使っても文句言いませんって言えばよかったけど、その時は必死でお願いしますしか言えなかった。
そして息子が向かっていることも伝え、息子の年齢と名前を伝えた。
シルバー人材センターの人も、父の顔が変形してきているので病院に行くべきだと思ってます。息子さんが着いたらあとはお願いしますねと言ってくれた。
あとで聞いたら、自転車を掴んで父に地べたに座るよう強く言ってくれたらしい。
息子が到着して搬送される病院も決まり、とりあえず救急車に乗せられて医療を受けることになった。
息子がビデオ通話にしてくれて、父の顔を見ることができた。
コロナ禍なので見舞いもできないため、今しかないとのことで、さすが今どきの子がすることだと感心した。
どうにかシルバー人材センターの人と息子のおかげで落ち着くことができた。
温泉地からトンボ帰りしようかとも思ったけど、母が自宅に帰ることになったので、私たちはそのまま1泊することにした。